■コーナー紹介(文学・思想)
フランスの国民性は、文学に最もよく現れていると言ってもいいでしょう。綺羅星のごとく大作家の居並ぶフランス文学は、その深さや多様性において世界に冠たる存在です。その最大の特徴は、人間の深みを追求した作品が多いことです。だから、人間の本質に簡潔に切り込んだエッセイ(随筆)が盛んなのも頷けます。そのバックボーンとなる思想探求も同様で、合理主義に基づく啓蒙思想から反近代的なポストモダン思想に至るまで長く世界の思想界を牽引してきました。
このコーナーでは、フランスの文学・思想界を渉猟しながら興味深いその一端を紹介します。体系的ではなく、フランス人の国民性が分かり、我々の人間洞察にもつながるエキスを抽出します。
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